exciteMUSIC
PROFILE

1973年東京生まれ原宿育ち。
ホフディランのボーカル&キーボーディストでありつつ、ザ・ユウヒーズ・BANK$名義でも常にPOPな作品を発表。
ポッドキャスト界では日本最多エピソードを誇る人気番組「こむぞう」を毎日配信しつつ、数多くの番組・企画をプロデュースしている。
とにかくなんかいつも楽しそうにしてるグルメ番長。おそらく探せばヤバイ過去もあるだろうが、このプロフィール欄では意図的にそこの部分は割愛させてもらいます。
(監督)

ホフディランオフィス お仕事のご相談はこちらへ
風呂感
ファンの人からのメールで

「雄飛さん、ブログにフラカンとのライブ面白かったなんて書いておきながら、実はフラカンのライブ見ないで、その間お風呂に入りに行ってたそうじゃないですか!」

と、すごいことを言われました。


なぜ、バレた!?

と思ったら、フラカン圭介君が自分の日記に書いていたそうです。

はい、、、すいません、確かにフラカンのライブ中に、それこそフラ〜〜っと銭湯に行ってしまいました。

しかしこれにはちゃんと理由があるんです。

楽屋で、半分くらいまでフラカンのライブをしっかり観ていたのですが、すごいじゃない、会場の一体感っていうの?
お客さんとのやりとりとかさ。

で、なんか思った訳よ

これって楽屋とか関係者席から偉そうに観るようなもんじゃない!と。
客席で一緒になって汗だくで楽しむものだ!と。

とはいえ、僕が今実際に客席フロアに入ってって、一緒に騒いだりするというのは、明らかにフラカンに迷惑をかけてしまう。

と思ったら、なんか楽屋で観てるのがどうも落ち着かなくなっちゃったんですよ。

ということで、一人でフラりフラりとお散歩へ。

そしたら、たまたますぐ近くに銭湯があったんで、なぜか引き寄せられるように石けんもタオルも持たずに一人で銭湯へ!

というのが、ことの真相な訳です。

でもさ、その銭湯ってのが、なーんとも不思議な味があってね。

それこそ刺青の人もいるは、自分の親父よりも全然年上のおじいちゃんもいるはで、もちろんみんな裸でしょ、生まれて来た時と全く一緒、少なくともこの中においては老いも若いも、社会的な貧富や身分の違いも何もない。

とにかくみんな裸の一人間です。

さっきまでは、一応ステージの上からお客さんにパフォーマンスをしていた僕も、そんなの全然関係ないですよ。
単なる裸の生き物。

そういうのすごく感じて、気持ち良くてさ

さらに面白いことに、銭湯の中央の床に、死んだかのように横たわって、浴槽に頭だけ寄りかかってる老人がいるんですよ。

ほんと最初は、銭湯の床ですべって浴槽に頭打って倒れてんのかな!?
と思ったんですが、どうやらそうでもなく、そうやって浴槽に寄りかかって休んでるらしいんですよ。

でも、健康ランドなんかにある、横になってていいエリアとかじゃないですよ。

銭湯のド真ん中の床ですよ、そこで全裸で浴槽に寄りかかる老人。

しかも、その寄りかかり方が、なんというか長年の伴侶と寄り添うような、そういう感じなのよ。
変な言い方だけどセクシーっていうかさ、浴槽にひざまくらしてもらってるような、浴槽を愛でてるような、そんな感じなのよ。
(しかも完璧に全裸だし・・・)

他にも、湯船に浸かってしっかりとお湯を感じては、一度出てちょい休んで、また入ってお湯を実感して、、、を繰り返してる老人。

なんか、そんな光景を見てて、ものすごい勢いで『生』を感じたんですよ。

裸でお湯に浸かってるって、思えばまさに人の生まれる以前の姿じゃないですか。

ライブ直後の興奮もあるんだろうけど、そこでなんか一人ですっかり『生』と『死』を考えちゃってさ

生きてるっていいな!

とか

このまま死んでもいい(くらい気持ち良い)な!

とか

そもそも、生きてるってどうゆうことだろう?

とかさ。

フラカンには申し訳ありませんが、一人で抜け出し、銭湯でそんなことを考えていたんです。

そして、しっかりとお湯を楽しんで出てみて、なぜ僕がそんな事を感じたのか、その理由が分かったのです!

なんと、その銭湯

その2日後に閉鎖なんだって!!

だから、常連のおじいさん達が、本当に別れを惜しんで、愛でるようにお湯に浸かったり、浴槽に寄りかかったりしてた訳です。

そして、おそらくその銭湯そのものが、そういう『生』と『死』のすんごいオーラを出してたんでしょうね。

だって、今までそれこそ何千人〜何万人という人が、子供の頃からその銭湯に文字通り何も隠さずすっ裸の状態で入ってきた歴史がある訳でしょ。

その歴史があと2日で終わる、って時にたまたま僕が行った訳です。

うーん、ほんとにすごい体験でした。

すっかり感激して、ライブハウスに戻ると、フラカンのライブがちょうどラストの曲で、会場全体が一緒に歌って踊って、まさに『生』に満ちていた。

さっきまで銭湯で感じた、老人・そして銭湯そのものの『生』と、今、目の前で弾けてる若い『生』、全く違うようで根本的なとこでは一緒なんですよね。

実際、1時間前は僕もここに『生』があって、30分前にはお風呂に『生』があった訳ですからね。

なんか、そんなことを感じながらライブの終わりを見届けました。

というのが今回の事の真相な訳です、はい。
by yuhiblog | 2009-03-01 15:45 | 軟式LIVE
<< もうすぐブランニューピース!! デイドリームビリーバー >>
INFORMATION
LINK
Excite Music 連載ブログ
おことわり
コメント、およびトラックバックは、エキサイト株式会社にて、当ブログへのコメント、およびトラックバックとしてふさわしいか、誹謗中傷や公序良俗に反する内容が含まれていないかどうかを確認致します。内容により予告なく削除する場合もございますので予めご了承ください。

また、掲載された記事・写真等の無断転用を一切禁じます。無断で加工、転載などを行うと、著作権法に基づく処罰の対象になる場合があります。